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古来より人間の生活に長く親しまれてきた「桑の葉」その効果を知る!

古来より人間の生活に長く親しまれてきた「桑の葉」その効果を知る!

1.「桑の葉」とはどんな植物?

ご飯、パン、麺類などに含まれる糖質を摂りすぎると、血糖値がむやみに高くなってしまう。頭ではそうわかっていても、厳しい糖質制限を長く続けると、やはりストレスがたまってしまいます。そこで、おいしい食事と糖の管理を両立させるために、力強いサポートをするのが今回ご紹介する「桑の葉」です。

 

1-1.古くから人間の生活に恩恵を与えてきた桑の葉

クワ科クワ属の植物である桑は、温帯から熱帯地方に広く自生し、人間の生活に長く恩恵を与えてきました。桑の葉をカイコに与えて絹糸を生産する養蚕業は、実に5000年前に中国の揚子江や黄河流域で発祥し、日本をはじめ世界各国に伝えられました。また、桑の実はマルベリーまたはミュールと呼ばれ、西洋ではジャムや果実酒の材料としても親しまれています。

 

1-2.高血糖の症状が現れたときには桑の葉のお茶を飲む

漢方医学の歴史で最古の薬物書である「神農本草経」では、桑の健康効果が高く評価されています。特に桑の葉を煎じたお茶は「神仙茶」と名付けられて、飲めば不老長寿を支えるとされています。日本で桑葉の効果を広めたのは、臨済宗の開祖である禅僧の栄西といわれています。宋の時代の中国を訪れた栄西は、帰国後にお茶の栽培を普及させるとともに、「茶は養生の仙薬なり…」で始まる『喫茶養生記』を著しました。茶の効能・栽培地・製法などを記したこの本によると、水をどれだけ飲んでものどの渇きがおさまらない場合、桑葉のお茶を飲むことをすすめています。よく知られているとおり、こうした異常なのどの渇きは、高血糖状態が続いたときに現れる症状のひとつです。

 

2.血糖を整える「桑の葉」の働きとは?

現代では科学的な分析が進んで、血糖の調節に役立つ桑の葉ならではの働きがわかってきました。特に糖質の摂りすぎを心配している人にとって、毎日の食生活に桑の葉をプラスする価値は大いにあるといえるでしょう。

 

2-1.食事に含まれる糖の吸収をカットする

ご飯、パン、麺類などの主食や菓子類に含まれている糖質は、小腸でα―グルコシダーゼという消化酵素によってブドウ糖に分解されたのち、血液中に吸収されます。その結果、血糖値が上昇するのです。このα―グルコシダーゼによる糖質の分解を阻害するのが、桑の葉の特有成分であるDNJ(1デオキシノジリマイシン)です。一般に栽培される植物の中でも、DNJは桑葉に最も多く含まれています。DNJには小腸内でα―グルコシダーゼと結合する性質があり、それによって食事に含まれる糖質の分解・吸収が妨げられるのです。そうなれば当然、血糖値の上昇も抑えられることになります。なお、小腸で吸収されなかった糖質は大腸に送られて、最終的に腸内細菌によって分解されます。このときに炭酸ガスや有機酸が発生し、大腸が刺激されて便通が促されるというメリットもあります。

 

2-2.インスリンの分泌を改善する

すい臓から分泌されるインスリンは、血液中の糖を筋肉などの細胞に運搬することで、血糖値を下げるホルモンです。このインスリンの分泌が足りなくなったり、効き目が悪くなることが、高血糖状態を招く一因といわれています。これまでの研究から、桑の葉を摂取するとインスリンの分泌能力が改善して、血糖値の下降がスムーズになるという可能性が報告されています。すなわち、桑葉は糖質の分解・吸収を抑えつつ、インスリンの分泌も促すという二重の効果で血糖管理を手助けするのです。

 

2-3.体を整える健康成分も多彩に含有

桑葉にはカルシウム、鉄、亜鉛、カリウム、マグネシウムなど、体内の生理活動を整えるミネラルも豊富に含まれています。そのほか、細胞の老化を抑える抗酸化作用が高いフラボノイド、血圧の調整に働くγ‐アミノ酪酸など、DNJ以外にも健康成分を多彩に含有していることが明らかになっています。

 

3.「桑の葉」を上手に摂取するには

現在では桑の葉を素材とした製品がさまざま市販されており、ドラッグストアや通販で入手できます。食卓の脇に常備して、上手な血糖コントロールに役立てましょう。

 

3-1.桑葉を丸ごといただける青汁タイプがおすすめ

桑の葉は自分で採取して、粉砕してお茶にすることもできますが、やはり手間と時間がかかるもの。収穫する季節ごとに、含有成分の量が変わることも気になります。そこで手軽な摂り方としてすすめられるのが、市販されている桑の葉を素材とした製品を活用すること。桑の葉のお茶もありますが、桑葉を丸ごと粉末にした青汁タイプの製品なら、すぐれた効能を余さず取り入れられるでしょう。製品を選ぶ際には、原料となる桑の葉の産地がはっきりしているか、無農薬で栽培されているかなどをチェック。桑の葉だけではなく、その効能をサポートする素材(大麦若葉、乳酸菌など)がブレンドされていれば万全といえます。

 

3-2.食前または食事中に摂ることがコツ

桑の葉の効能を生かして、血糖コントロールに役立てるなら、食前または食事中に青汁タイプの製品を飲むのがベストでしょう。特有成分であるDNJによって、食事に含まれる糖質の吸収が抑えられて、食後血糖値の上昇がおだやかになるからです。同じ意味で、甘い菓子類を食べるおやつタイムにも、桑の葉の青汁をセットで添えるとよいでしょう。また、青汁タイプの製品ならば、職場や外出先などに携帯しやすいこともメリットです。ご家庭だけでなく、外での食事の前にサッと水に溶かして飲めば、一日の血糖コントロールがより良好となることでしょう。