その他2021年3月26日
糖類は糖質に含めれるため糖質制限中は糖質ゼロ商品を選びましょう!

改訂日:21/4/9
近年、糖質ゼロや糖類ゼロの商品が増え、ビールなどにも適用されています。しかし、これが同じものだと思っている人も少なくありません。実際には糖類と糖質には明確な違いがあり、糖類がゼロだから大丈夫とか糖質がゼロだから大丈夫と思っていても、思わぬ落とし穴があったりします。ここでは、糖類と糖質の違いについてを明確にし、糖質制限中にどの商品を選んでいくべきなのか、また選ぶ際の注意点などもご紹介していきます。
1 糖質と糖類とは
糖質制限中気になるのが、糖質と糖類です。違いがないと思っている人も多数いますが、ここには明確な違いがあります。
1-1 糖質とは炭水化物から食物繊維を抜いた総称
糖質制限という言葉が広まり、何となく「糖質=炭水化物」と思われがちですが、実際は糖質とは、そもそも炭水化物に含まれている「糖」の総称を指します。つまり「糖質=炭水化物-食物繊維」になります。炭水化物から食物繊維を抜いたものということです。細かくいうと、ブドウ糖などの糖類やオリゴ糖などの多糖類やキシリトールのような糖アルコールを指すということになります。
1-2 糖類とは糖質に含まれている
「1-1」でも触れましたが、糖類とは、糖質に含まれています。糖類の種類としては、ブドウ糖、砂糖、果糖、乳糖などがあげられます。つまり「糖類=炭水化物-食物繊維-多糖類・糖アルコール」になります。
1-3 よく似た言葉の「糖分」には注意しましょう
糖質、糖類と似ていますが、この2つとは違い明確な定義が糖分にはありません。糖分とは、甘いもの全般を指す言葉でケーキやクッキーといった甘いお菓子はもちろん、ごはんや芋類など糖質が多く含まれる食品を指すことも多い言葉です。
「糖分を控えるようにしてください」といわれた場合は、甘いものだけでなく糖質が多い食品を控えるようにしましょう。
2 糖質制限中は糖質ゼロを選びましょう
近年、糖質ゼロや糖類ゼロの商品が増え、どの商品を買えばよいのか迷ってしまうことも多々ありますが、糖質ゼロを選ぶようにしましょう。
2-1 糖質ゼロを選ぶべき理由
糖類が糖質に含まれているため、糖質ゼロの商品を選ぶべきでしょう。糖類ゼロの場合、多糖類や糖アルコールが入っており、「糖」が全くのゼロというわけではないからです。その点、糖質ゼロを選べば、糖類、糖アルコール、多糖類が入っていることはありません。
2-2 紛らわしい糖質オフは選ばないようにしましょう
糖質オフには注意が必要です。それは表示できる基準が決まっていないためです。糖質オフは販売者の責任において、比較対象商品に比べて低減されていれば糖質○%オフと表示が出来るためです。
明確にどのくらいという量がオフになっているかわからない以上糖質オフは選ばないようにしましょう。
3 糖質ゼロ・糖類ゼロの栄養表記で注意したい2つのこと
糖質ゼロの商品をお勧めしますが、注意も必要です。注意すべき糖質ゼロ・糖類ゼロのポイントが2つありますのでご紹介します。
3-1 糖質・糖類ゼロは全くのゼロではない
糖類ゼロや糖質ゼロと栄養表示で表記されていても、実際には全くのゼロではありません。糖質、糖類ともに、「ゼロ」と表示できる基準があります。その基準は食品表示法の食品表示基準に基づき定められています。糖類、糖質ともに、食品100g当たり(100ml当たり)の含有量が0.5g未満だと「0(ゼロ)」表示ができます。つまり、ゼロと表記されていても0.4g程度は入っているかもしれないということです。
どのくらい入っているかはわかりようがないのですが、0.4g程度でしたらさほど問題にはならないでしょう。しかし、糖質ゼロだからいくら飲み食いしても大丈夫というわけではないので、食べすぎ、飲みすぎはしないようにしましょう。
3-2 人口甘味料が入っている可能性がある
糖質ゼロなのに、たまにものすごく甘い商品がありますが、これは人工甘味料によるものです。人工甘味料は糖質や糖類に分類されず、甘みをだすため糖質ゼロ・糖類ゼロでも入っていることが多いです。
人工甘味料には、アスパラテームやネオテームやアセスルファムカリウムやスクラロースやサッカリンがあります。これらが入っているかは商品裏面の栄養表記で確認し、極力入っていないものを選ぶようにしましょう。
~コラム 人工甘味料の危険性~
人工甘味料は少量でも非常に甘く感じます。例えば、アスパルテームの甘さは砂糖の160~220倍。急激に使用が広がるスクラロースは600倍。最も新しいネオテームは約7000~1万3000倍といわれています。人工甘味料が恐ろしいのは、甘さを感じにくくすることです。カロリーがないから安心して取り続けると、強い甘さに慣らされて味覚が鈍り、果物などの自然の甘さでは物足りなくなってしまう恐れがあるといわれています。また、また食べたい、もっと食べたいと思うようになりやすいため、ついつい手に取ってしまうことに陥りがちということも指摘されています。
4 おすすめの糖質ゼロの食品
糖質制限中は、カップ麺や即席麺などは糖質が気になり控えがちです。しかし、たまに無性に食べたくなるときがあります。そんなときでも安心して食べられる食品を紹介します。
4-1 糖質ゼロ麺の「おどろき麺0(ゼロ)」シリーズ
夜、どうしてもお腹が空いて、麺を食べたくなる時間などが出てきます。そんなときは、アサヒから出ている「おどろき麺0(ゼロ)」シリーズがおすすめです。糖質が0であるのはもちろんのこと、味の幅やガツンとくる味が魅力です。
「おどろき麺0(ゼロ)」シリーズの糖質が0の理由は、寒天とコンニャクで作った糖質ゼロの麺を使用しているところにあります。近年の健康意識の高まりを背景に、小腹を満たしながら手軽に糖質コントロールをしたい方のニーズを捉え、『おどろき麺0(ゼロ) 酸辣湯麺』や、糖質ゼロのショートパスタ風麺『おどろき麺0 ポルチーニが香るきのこクリーム』などもラインアップし、食生活で糖質を気にされている方にも楽しんでいただけるように商品を展開されています。
引用:アサヒ ホームページ
4-2 白米の革命「つぶこんにゃく」
麺に引き続き気になるのは白米です。白米の糖質を完全にゼロにするのは難しいです。ただ、0に近づけることはできます。そんな夢のアイテムが「つぶこんにゃく」です。「つぶこんにゃく」の糖質は0です。これをこのまま食べるのもありですが、白米に置き換えることも可能です。寂地蒟蒻株式会社の「つぶこんにゃく」は、糖質の50%に置き換え可能です。例えば茶碗1杯の白米の50%がつぶこんにゃくになれば、その糖質も50%になります。糖質制限中に使わない手はありません。
参考:寂地蒟蒻株式会社 HP
5 おすすめの糖質ゼロの間食
ごはんについて紹介してきましたが、やはり気になるのは糖質ゼロかつおいしい間食です。糖質制限中は甘いものを控えているので、糖分を欲し、甘いものについ目がいってしまいます。そんな時に役立つ間食を紹介します。
5-1 沖縄生まれの糖質ゼロ間食「龍華のあんだかし」
あんだかしとは豚の背脂や三枚肉(豚バラ)を熱してラードを取った残りで、『あんだかしー』とも呼ばれ、昔から沖縄では食されてきた食べ物です。そのままスナックとして食べてもおいしく、もちろん糖質はゼロで、たんぱく質は豊富です。糖質制限にはぴったしの間食です。
ここから購入可能です。
5-2 驚愕の「トリプルゼロのおいしい糖質0」
たらみから出ている、「トリプルゼロ おいしい糖質0」ですが、糖質、脂質、カロリーの3つが0のゼリーです。このゼリーだと、糖質制限中でも、カロリー制限中でも強い味方になってくれること間違いなしです。
参考:たらみHP
6 まとめ
いかがでしたでしょうか。糖質と糖類は似ているようで、全くことなるものです。糖類ゼロは実際には、何かしら入っているものですので、糖質制限中には糖質を気にして食品選びや間食選びをしていきましょう。