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いまさら聞けない土用の丑の日って?うなぎを食べるのはうなぎ屋の戦略!

いまさら聞けない土用の丑の日って?うなぎを食べるのはうなぎ屋の戦略!

土用の丑の日はうなぎを食べるということは皆さんご存知のことかと思います。ですが土用の丑の日とは何なのか?なぜうなぎを食べるということになったのかといことはあまりご存知ではないのではないかもしれません。

今回は土用の丑の日について徹底的にご紹介します。

1.土用の丑の日とは

土用の丑の日は大体7月頃という認識は皆さんあると思います。しかし、正確な日付を理解している人はまずいないでしょう。これは現在日付を表すときに使われている太陽暦とは違うからです。

1-1.今年の土用の丑の日は7月27日

まず、今年の土用の丑の日は7月27日です。土用の丑の日は正確には「土用の間のうちの十二支が丑の日」と表します。これは中国の五行思想と呼ばれるものと十干という十二支で有名な干支の日付の呼び方が重なりそう呼ばれています。

1-2.土用の丑の日は毎年違う

先ほど今年の、と表現した通り、丑の日は毎年違います。1年で1日だけと思っている人もいるかもしれませんが、実は夏の土用の丑の日は暦の関係上2日あるときもあります。例えば来年の丑の日は7月21日と8月2日あるのです。

なぜこのようなことになるのかというと、最初にお話ししたように太陽暦とは違う日付の表し方をしているからです。そのためそれぞれ土用についてと丑の日について説明します。

1-2-1.土用とは季節の変わり目の呼び方

土用とは古代中国の考え方で「五行」というものがあります。

「五行」とは自然現象の四季変化を観察し抽象化された、自然現象、政治体制、占い、医療など様々な分野の背景となる性質、周期、相互作用などを説明する5つの概念です。5つの概念はそれぞれ木行、火行、土行、金行、水行と分けられています。

この「五行」は話した通り様々なものを表すもので季節についても割り当てられています。

木用

火用

金用

水用

季節の変わり目

土用

上記の通り五行で季節を表しており、それぞれの時期は四立の立春、立夏、立秋、立冬を境に切り替わっています。土用だけは特別で季節の変わり目の四立の直前18日間ずつが割り当てられています。そのため実は土用はそれぞれ、春の土用、夏の土用、秋の土用、冬の土用と年に4回あるのです。

夏の土用は立秋(8月6~7日ごろ)の直前18日ですので大体 7月20日 ~ 8月7日で年によって1日前後します。

1-2-2.丑の日とは十二支の干支の丑のこと

次に丑の日についてですが、一度説明したように十二支の丑の日と正確には言います。十二支はご存知の通り十二の干支であらわされており、日付をそれぞれ12日のサイクルで割り当てられています。

これは、ネズミ年やうし年と同じように十二支の数と同じように12をサイクルにして回っています。このように12日のサイクルで日付の呼び方をしているため、毎年違う日付が丑の日になっています。

土用の目安となる立秋自体は年に1日に前後する程度ですが丑の日が12日のサイクルで回っているので毎年違う日付となり、土用が18日という期間のため、夏の土用が2日ある年もあるのです。

ちなみに丑の日は十二支の丑なので、子丑寅卯辰・・・の順のため12日サイクルの2日目です。

このように土用の丑の日は年に何回も来るのですが、ではなぜ夏の土用の丑の日に限りうなぎを食べるという習慣がついたのでしょうか?

2.うなぎを食べるのはうなぎ屋の戦略

実はうなぎを食べるのはうなぎ屋の戦略と呼ばれています。なぜこのようなことを行ったかというとうなぎの旬が関係しています。

2-1.うなぎの旬は冬

土用の丑の日にうなぎを食べるため、うなぎの旬は夏だと考えているひとが多くいるようですが、実はうなぎの旬は冬なのです。

5月頃から天然うなぎはとれはじめ、12月には漁が終了します。とれ始めの時期の天然うなぎは冬眠明けで身がスカスカ、脂もほとんどのっておらずおいしくありません。

エサを食べ出して脂がのってくるのは8月以降、いちばん脂がのっておいしくなるピークがその後です。秋から冬にかけて、10月から12月が天然うなぎの旬で、特に水が冷たくなり始める頃の天然うなぎがおいしいのです。

2-2.人気がないうなぎを捌きたかった

このような理由で、夏前のうなぎは人気がありませんでした。そこでうなぎ屋は何とかしてうなぎを売ろうとして、江戸時代の発明家である平賀源内に相談を持ち掛けると、源内は「本日丑の日」と書いて店先に貼ることを進めました。すると、「丑の日にちなんで『う』から始まる食べ物を食べると夏負けしない」という風習があったことから、うなぎ屋が大繁盛し、それをほかのうなぎ屋もまねて習慣となったのです。

2-3.習慣が残ってしまった

実際にウナギにはビタミンA・B群が豊富に含まれているため、夏バテ、食欲減退防止が期待できるのですが。現代では栄養価の高い食品が多く出回っているので、あえて高いお金を出してうなぎを食べるということをしなくてもよいのですが、うなぎを食べると夏バテをしないということが習慣づいたため今でもうなぎを食べているのです。

2-4.現在では商機とみて各社が利用している

皆さんもご存知の通り、この丑の日を利用してコンビニやスーパーでもうなぎを販売しています。この丑の日を商機とみて各社も力を入れ、コンビニなどはチラシや声掛けをして購入を促しています。

今までの話を聞いて、「まずいうなぎを売るための戦略なんだから食べる気をなくした」と考えている人はご安心ください。おいしいうなぎを提供するために、水産業者も努力しているのです。

どういうことかというと、コンビニやスーパーで提供される国産うなぎは養殖され、完全に管理されています。 最も需要のある土用の丑の日に合わせてうなぎの旬をコントロールしているため、旬でない天然うなぎと比べてもおいしいうなぎを食べることができるのです。

ただ、やはり天然のうなぎは旬ではないので、天然を売りにしている専門店などで高いお金を払って食べるなら旬の冬に食べる方がオススメです。

2-5.そうは言ってもうなぎが食べたい!

旬の冬に食べることがオススメといってもうなぎはおいしいので、食べたいと思っている人も多いでしょうそんな人のためにオススメのうなぎを紹介します。

2-5-1.一度は食べたい名店のうなぎ

おいしいうなぎを食べるならやはり名店と呼ばれるお店で食べるべきです。そんなうなぎの名店をいくつか紹介します。

○かぶと

東京都豊島区の池袋にあるうなぎの名店です。

人気店で予約は必須なのですが、2か月毎に予約しか受け付けておらず。予約で1年待ちもあるため、予約を取るのにも一苦労するようなお店です。

基本的にお任せで注文するようなのですが、一人大体1万円くらいはするようです。これにお酒も飲むとなると値段も上がります。

うなぎを余すことなく堪能できる名店です。

○活鰻の店 つぐみ庵

東京都北区駒込駅の近くにあるうなぎの名店です。

つぐみ庵は料理にかなりの手間をかけています。そのため、提供できる料理の数も限られており、昼1組、夜一組の1日2組限定という少なさです。

しかし、その丁寧な仕込みで作られたうなぎ料理は絶品です。機会があればぜひ行ってみたいお店です。

○2-5-2.お手軽にコンビニで

お手軽にうなぎを食べるならやはりコンビニです。

先ほども話に出てきたように、各社土用の丑の日を商機とみてかなり力を入れています。養殖されたうなぎは土用の時期に旬を迎えるよう調整されておりとてもおいしいうなぎです。

ただ、やはりうなぎの数が少なくなり高騰しているのか各社とも2,000円前後のコンビニでは見ないような値段のお弁当となっていますが、その値段に負けないおいしさになっています。

コンビニはセブンイレブン、ファミリーマート、ローソンがコンビニの代表ですが。この中でも例年ローソンのうなぎがふっくらとしておいしいと評判です。今年もそのクオリティを維持しておいしいうなぎを提供してくれるでしょう。

また、セブンイレブンやファミリーマートも力を入れているので負けず劣らずおいしいうなぎを提供してくれるはずですので、買いやすい店舗で買うのもよいでしょう。

3.夏バテ対策ならうなぎ以外を食べても問題ない

うなぎを食べるのはうなぎを売りたい人たちの戦略ですのであえてそれに乗る必要はありません。先に話したように丑の日にはほかのものを食べるという習慣がありました。

3-1.元々は「う」がつく食べ物が食べられていた

平賀源内がうなぎを売るためのきっかけとして用いたのが丑の日には「う」のつくものを食べるという習慣です。

うなぎ以外に食べられていたものは、瓜、梅干、うどん、うさぎ、馬肉、牛肉などを食べる習慣があったようです。うさぎ以外は簡単に手に入る食材化と思いますので、うなぎはぜいたく品だと考えている人はこれらを食べてみてはいかがでしょうか。

ちなみに、これらの食材はただの習慣のため、夏バテ対策ということで考えると効果はありません。夏バテ対策するならば、夏バテに効果がある食材を食べましょう。

3-2.夏バテ対策が目的ならビタミンB群が豊富な食材を食べよう

先に説明したように夏バテ対策にはうなぎは効果はあります。しかし、コンビニやスーパーで売っているうなぎはおいしさ重視なので脂がのっている旬のうなぎともいえる存在です。そんな脂たっぷりのうなぎを弱っている胃で食べることははっきり言って逆効果です。この場合天然のうなぎが最適といえますが、わざわざ夏バテ対策のために高いお金を払う必要はありません。

そんなものよりもビタミンB群を豊富に含む食材やミネラルを含む食材を食べるとよいでしょう。

夏バテ対策にピッタリな食材を紹介します。

食材

栄養素

豚肉

ビタミンB1が豊富で、疲労回復の効果が高い

ビタミンB2が豊富。ビタミンCを除く栄養素を含んでいる

落花生

たんぱく質、ビタミンB1、Eが豊富

ごま

ビタミンB1、B2、カルシウムが豊富

納豆

ビタミンB2、マグネシウムが含まれている

豆腐

ビタミンB1、マグネシウムが含まれている

枝豆

ビタミンB1が豊富

オクラ

カロテン、ビタミンCが豊富で、夏バテ予防の効果が高い

ピーマン

カロテン、ビタミンCが多い

にら

カロテン、ビタミンB1、B2が多いスタミナ野菜

にんにく

硫化アリルのアリシンが、ビタミンB1の吸収を高める

しそ

カロテン、ビタミンCが豊富

ねぎ

特有の辛み成分は硫化アリルのアリシン

パイナップル

酸味はクエン酸。ビタミンB1、B2、Cを含む

3-3.旬の枝豆とオクラがオススメ

枝豆やオクラは旬の食材ですので、おいしく食べることができるのでおすすめです。これらを食べて夏バテの対策としましょう。お勧めの簡単レシピを紹介します。

○枝豆とオクラの塩昆布添え

枝豆・オクラの塩昆布和え
参考:cookpad 

こちらはゆでた枝豆とオクラと塩昆布であえるだけの簡単レシピですが、昆布のうまみがきいてとてもおいしいのでオススメです。

そのほかにも、枝豆とオクラの料理特集をやっていたので、そちらも参考にしてみてはいかがでしょうか。

主婦の味方!枝豆とオクラで作る料理、レシピ51本 – ライブドアニュース

4.まとめ

このように土用の丑の日とは立秋の直前18日前の丑の日です。そしてこの日にうなぎを食べるのはうなぎが売れない時期に売ろうとしたうなぎ屋の戦略でそのまま習慣化してしまったということです。

現在ではこの習慣に乗っかって夏に精を付けることをアピールしてうなぎを販売していますが、うなぎよりも夏バテ対策にぴったりの食材があるのでそちらを食べるほうがいいでしょう。