ウイスキーは糖質ゼロ!「痩せ」に効果的なウイスキーの飲み方とは?

様々なウイスキーのボトルが並んでいる写真

樽で熟成されたウイスキーの豊潤な香りは、他のお酒にはない圧倒的な世界観があります。そんなウイスキーですが、その糖質量はどれぐらいなのでしょうか。実は、ウイスキーは糖質制限向きのお酒なのです。今回はその理由と糖質制限中のウイスキーの楽しみ方を紹介します。

1. ウイスキーは糖質制限向き!

ウイスキーの糖質量はなんと驚異の0g。原料に麦などの穀物を使っているのに、なぜ糖質0なのでしょうか。その理由はその製造方法にあります。

1-1. 驚異の糖質0g!

通常の酒造りの場合、原料となる麦や米などの穀物を酵母を使って発酵させることでお酒になります。ビールや日本酒はこの発酵までを行ったお酒です。ウイスキーなどの蒸留酒は、その発酵のあとに「蒸留」という作業を行うことで、アルコール分だけを取り出す作業を行っているのです。実は、その蒸留によって糖質が取り除かれるため、糖質0gを実現しているのです。

ウイスキーを蒸留するポットスチルの写真

 

1-2. どの種類のウイスキーも糖質ゼロ!

ウイスキーは大きく分けると、大麦だけで作るモルトウイスキーと、トウモロコシや小麦を使ったグレーンウイスキー、それらを混ぜ合わせたブレンデッドウイスキーの3種類に分かれます。いずれも、蒸留していることに変わりはないので、種類に関わらず糖質は0g。好きな銘柄を選べるのが嬉しいポイントですね!

1-3. その他のお酒との比較

下記の表はその他のお酒との糖質量とカロリーの比較です。糖質制限中はビールや日本酒は避けて、ウイスキーへ切り替えましょう。

種類 糖質量(g)/100ml カロリー(kcal)
梅酒 20.7 156
ビール 4.6 40
日本酒(本醸造酒) 4.5 107
日本酒(純米酒) 3.6 103
ワイン(赤) 2.0 73
ワイン(白) 2.0 73
ウイスキー 0.0 237
焼酎 0.0 206
ウォッカ 0.0 240

 

2. 糖質ゼロだけではない!明らかになるウイスキーの秘密!

ウイスキーがいかに糖質制限に向いているかはお分かりいただけたかと思います。がしかし、ウイスキーの魅力はそれだけではありません。ここではプラスで嬉しいウイスキーの特徴を紹介します。

2-1. プリン体も0!

お酒や食品に含まれるプリン体。最近ではプリン体ゼロのビールなどをよく見かけるようになりましたね。実はウイスキーは糖質だけでなくプリン体も0なのです。ビールなどからウイスキーに切り替えることで、糖質制限をしながらプリン体を減らすことができます。

2-2. 樽から染み出たポリフェノールが体のサビつきを防ぐ!

ウイスキーは樽の中で長い年月をかけて熟成されます。この熟成の際に、樽から染み出たポリフェノールがウイスキーには含まれているのです。このポリフェノールには、身体をサビつかせる活性酸素の働きを抑える力があります。

3. 糖質制限中にウイスキーを飲むときの3つの鉄則!

ここまでウイスキーがいかに糖質制限に向いているか、その魅力をまるごと紹介してきました。ここでは、糖質制限中にウイスキーを嗜むときの、3つの鉄則を見ていきましょう!

3-1. 鉄則1「1日にシングル2杯までとするべし!」

厚生労働省のホームページでも掲載されているとおり、ウイスキーの適量は1日にシングル2杯までです。過度な飲酒は、肝臓にも負担をかけるため、1日に飲んでもシングル2杯までとしてください。

ウイスキーシングルのグラスが2つ並んだ写真

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-02-001.html

3-2. 鉄則2「週に2日は絶対に休肝日にするべし!」

週に2日は飲まない日を必ず設けてください。そうすることで肝臓を休ませ、アルコールへの依存も予防できます。

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-02-001.html

3-3. 鉄則3「おつまみは低糖質、高たんぱくのものにするべし!」

ウイスキー自体は糖質0gですが、気を付けるべきは、一緒に食べるおつまみです。お酒には食欲を増進する作用があるため、気づかないうちに普段よりも食べ過ぎてしまったという経験はないでしょうか?ウイスキーのおともには、低糖質で高たんぱくなものを選ぶようにしてください。相性ピッタリのおつまみは次の章で紹介します。

4. ウイスキー片手に楽しむ低糖質おつまみ3選!

おつまみに気を付けることがポイントだというのは分かりましたね。ここではウイスキーと相性ピッタリ、低糖質おつまみをご紹介します。

4-1. 低糖質で高たんぱく。腹持ちも良い「チーズ」

低糖質で高たんぱくなチーズ。ワインとの組み合わせが思い浮かぶかと思いますが、実はウイスキーとも相性ピッタリのおつまみです。燻製チーズを選ぶと、ウイスキーのスモーキーな風味ともマッチしてなおよし!

4-2. カラダに嬉しい不飽和脂肪酸もたっぷりの「ナッツ」

糖質制限中のおやつやおつまみにピッタリなナッツ。ウイスキーのスモーキーな味わいとの相性も抜群です。それだけでなく、血圧を下げ悪玉コレステロールを減らす不飽和脂肪酸も多く含まれているのが嬉しいポイントです。

4-3. 甘いおつまみが欲しい!そんな時には「糖質オフチョコレート」

ウイスキー好きな方なら分かってくれるでしょうか。ウイスキーを飲んでいるとやっぱり甘いチョコレートが食べたくなる時があります。そんな時には、糖質オフのチョコレートを選びましょう。消化吸収されにくいオリゴ糖や甘味料を使ったチョコレートなど、近頃はコンビニでもたくさん売っているので、すぐに手に入ります。

5. 月に一度のご褒美レシピ!バニラアイスのウイスキー掛け

とはいえ、糖質制限中でも時には甘いものも食べたくなりますね。やはり人間、ときには自分へのご褒美も必要です。最後に、頑張った自分へのご褒美としておススメの絶品レシピを紹介します。

5-1. バニラアイスのウイスキーがけ

作り方は至ってシンプル。市販のバニラアイスに、お好みのウイスキーをかけるだけ。バニラアイスの甘味と香りが、ウイスキーのそれと相まって、劇的な美味さを生み出します。ぜひ一度お試しください!

6. おわりに

蒸留という過程を経たウイスキーがいかに糖質制限に向いているのか、お分かりいただけたのではないでしょうか。いろんな種類を楽しめるのも、ウイスキーを選ぶ魅力のひとつですね。「1日にシングル2杯」「休肝日を週に2日設ける」「おつまみの食べ過ぎに注意」この3つの鉄則を忘れず、楽しいウイスキーライフをお過ごしください。