アイスを食べて太るは間違い!アイスの種類と食べ方を徹底解説!

バニラアイス、アイスバー、モナカアイス。冷たくておいしいアイスは、甘いもの好きにとって、食後のデザートにとついつい手が伸びてしまうもの。ですが、ダイエット中、もしくはこれからダイエットしようという人にとってはどうなのでしょう。甘いものなので、一見全て太りそうですが「アイスによっては太らない種類がある」という話も聞いたことがありませんか? そこで、今回はアイスが実際に太るのかどうか、その理由と太らずにアイスを食べる方法がないか、をお伝えしていきます。

1.アイスは「太る」!

まずはアイスが太るのかどうかですが、結論「アイスは太る」が正解です。何も気にせず食べてしまうと太るのは間違いありません。次の3つの理由から「アイスが太る」という事が判断できます。

1-1.カロリー・糖質が多い

食べ物を食べて太るか太らないか、を判断するのにカロリーや糖質は最も重要なポイントです。基本的にエネルギーや糖は使われるか貯まるかしかありません。下記でおやつの種類毎のカロリー量、糖質量を比べてみました。

表はカロリー順に並べています。おやつの中でもアイスが決してカロリーや糖質が低くない事が分かりますね。間食におやつを食べて太る事と同じで、アイスを食べれば太ってしまうんです。

1-2.吸収が早く、脂肪になりやすい

太りやすさは食べ物の吸収スピードも関係しています。食べたものの吸収がゆっくりなら、カロリーや糖質がエネルギーとして使用されます。しかし、吸収スピードが速ければ使用が追い付かず、余ったエネルギーは脂肪となってしまいます。

この吸収スピードは食べたものの体の中での「分解のされやすさ」で違いが起こります。特に液体は分解されやすく、アイスは溶けて液体になるので、この点でもアイスが太りやすいと言えます。

1-3.体が冷えて代謝が落ちやすい

アイスを食べると体が冷えますよね。すると内臓の働きが鈍くなり、その分基礎代謝が低下してしまいます。基礎代謝はカロリーや糖から得られたエネルギーを消費する仕組みの事なので、消費が減れば蓄積されてしまいます。つまり、脂肪として貯まりやすくなってしまうわけです。

コラム:体が冷えて代謝が上がる?

体が冷えて体温が低くなると、エネルギーを消費して体は体温を上げようとします。このため、体温が下がる事は結果として代謝を上げる、という事も聞かれますが、これはウソと言っても良いでしょう。理由は体温を上げるためのエネルギーは少ししかないからです。太りやすさに影響しない程度の消費量なので、体が冷えて代謝が上がるのはほぼ影響なし、と考えて大丈夫です。

2.アイスを食べた時の太りやすい部位

アイスを食べて太る場所として主に3つが考えられます。脂肪は皮下脂肪、内臓脂肪、異所性脂肪に分けられますが、性別や体質によってつく場所が違うんですね。

2-1.男性は内臓脂肪、女性は皮下脂肪になりやすい

性別で脂肪がつきやすい場所が違います。男性は内臓脂肪につきやすく、内臓の配置を維持する役割をもつことから、特にお腹のなかでも腸の周辺につきやすいのが特徴です。また、女性は体全身にまんべんなく脂肪がつきやすく、これは授乳期の蓄えとしてと言われているんですね。アイスを食べた場合でも、こういった太り方が予想できます。

2-2.日本人は内臓や皮下以外にも脂肪がたまりやすい

皮下脂肪にも内臓脂肪にもなれなかった脂肪を「異所性脂肪」と言います。骨格筋という筋肉や、本来であれば蓄積されにくい部位に蓄積されることが通常です。一見すると体の深いところにあるので、見えづらいですが、健康リスクが高いものなんですね。

3.太りにくいアイスを選ぶポイント

「アイスの種類によっては太らないものもある。」こんな話を聞いたことがあるかもしれません。ですが、実際のところ、どのアイスも普段の食品の中ではカロリーが高いので太ります。ただし、カロリーに違いがあるので少な目のカロリーのものを選べば太りにくくすることは可能です。そこで、太りにくいアイスを選ぶためのポイントを見てみましょう。

3-1.チェックすべき「商品毎」のカロリー

アイスには種類大きく分けて「ラクトアイス」「アイスクリーム」「アイスミルク」「氷菓」と分けられますが、この種別だけではカロリーに差があり、それだけで太りやすい、太りにくいという事を判断できません。商品には栄養成分表示が書かれているので、そのため、個別の商品毎にチェックするようにします。できれば1個で150kcal未満のものを選びたいところ。それより多い場合、小分けで食べるなどして調整してみてください。

3-2.〇〇オフアイスは人工甘味料が含まれている場合が多い

最近では糖質やカロリーオフアイスをたくさん見かけるようになりましたね。ゼロカロリーのものも少なくないので、カロリーだけで判断するなら、ぜひ選びたい商品にも見えます。ですが、ゼロ商品の問題は人工甘味料が含まれているという事。人工甘味料はカロリーはゼロだけれど、太りやすい体になってしまうという試験結果があるからなんです。一方で糖質オフは人工甘味料がない場合も少なくないので、原材料表示をチェックするようにしましょう。サッカリン、アスパルテーム、ネオテーム、スクラロース、アセスルファムKなどが人工甘味料にあたります。

4.太りにくいアイスランキング

具体的な太りにくいアイスをランキング形式で見てみましょう。ここでは人工甘味料の含まれていないものの中で、コンビニエンスストアで買える商品をカロリー別にご紹介します。

第1位|ガリガリ君ソーダ 64kcal

圧倒的な低カロリーで1位となったのが「ガリガリ君」です。夏が来るとガリガリ君がどのコンビニでも見かけるようになりますね。糖質量も1本13gといった、アイスの中でも少なめの量。アイスを食べたいならぜひガリガリ君がオススメです。ちなみにガリガリ君は様々な種類がありますが、コーラ味が最もカロリーが低いそう。

第2位|ピノ 132kcal

1粒あたり31kcalと、非常に低カロリーなアイスです。バニラアイスの上に、パリパリのチョコレートをコーティングしていて、独特の食感と甘すぎないことで人気があります。

第3位|雪見だいふく 132kcal

アイスを柔らかくて薄いお餅で包み込んだ低カロリーアイスです。バニラの冷たさとおもちのもちもちの食感が同時に楽しめます。味はバニラ・ショコラの2種類ですが、どちらも1個あたりのカロリーは100kcal以下に抑えられているので、安心して食べましょう。

5.太らないアイスの食べ方

5-1.アイスのカロリーは必ずチェック

繰り返しになりますが、アイスのカロリーは必ずチェックするようにしましょう。カロリーではなく糖質制限をされている方は糖質量でも良いですね。どちらにしても、商品パッケージには必ず栄養成分が書かれていますので、どれくらいのカロリや糖質が入っているのかを確認しましょう。また、表示されている栄養成分表示は1個分の表記なのか、100g中の表記なのかも確認してくださいね。

5-2.小分けにできるカップアイス、モナカアイスがオススメ

オススメしたいアイスはカップアイスとモナカアイスです。冒頭の表ではおやつの中でカロリーが高いものとしてお伝えしていましたが、これは丸々1個を食べた場合。小分けにすればカロリーを調整することができます。カップアイスやモナカは1日に1/2や1/3ずつ食べる事を前提にぜひオススメしたいアイスです。

5-3.寝る3時間前に食べる

アイスが欲しくなるタイミングは、やはりホッと一息つく夜食後が多いのではないでしょうか。このタイミングはそのあとは寝るだけになるので、エネルギーが余りやすくなり余ったエネルギーは脂肪へと変わってしまいます。アイスを食べるのにオススメするタイミングは15-18時に食べましょう。アイスで得たカロリーが普段の生活活動の中で消費される事がベスト。そのため、外出など活動量が増える午後から夕方に食べると太りにくくすることができます。どうしても夜になるときは遅くとも寝る3時間前に食べるようにしてください。

5-4.人工甘味料は避ける

人工甘味料はゼロカロリーや糖質ゼロなど魅力的ですが、前述の通り太りやすい体になってしまうといったデメリットがあります。その仕組みは人工甘味料を摂る事で、太るホルモンと言われるインスリンの分泌が確認されているからです。これによって、人工甘味料を摂り続ける事が太りやすい体になる事につながってしまいます。

6.まとめ

まとめると、アイスは太る食べ物だという内容をお伝えしました。ですが、アイスの商品毎にカロリー差があるので、カロリーの少ない食べ物を選ぶことで太りにくくすることができる、また、アイスの食べ方を工夫することでより太りにくくすることができるんですね。

ここでお伝えしたいのは、アイスは太る食べ物だから食べない方が良い、ということではなく、アイスを食べるために工夫をする事。甘くておいしいものなので、食べずにストレスになってしまうのが一番よくありません。ぜひ、太らずアイスが食べられるようになってくださいね。