高カカオチョコレートのデメリット。でも食べ過ぎなければ大丈夫。

カカオの健康効果によって注目を集めている「高カカオチョコレート」。ふつうのチョコレートよりもカカオがたっぷり含まれているので、糖質も少なくダイエット中のおやつにも良いとよく耳にしますね。そんな高カカオチョコレートですが、逆に身体に悪い影響を与えるようなデメリットはないのでしょうか?今回はそんな気になる、高カカオチョコレートのデメリットについて解説します!

1. 高カカオチョコレートのデメリット

高カカオチョコレートは、ふつうのチョコレートよりも糖質が少ない、血圧を下げてくれるカカオポリフェノールが豊富など、メリットについてはある程度ご存じかと思います。ですので、ここではメリットについては割愛して、気になるデメリットのことを見ていきましょう。

1-1. 極端に大量に食べなければ、デメリットは小さいと考えてよい

まず最初に押さえておいていただきたいことは、高カカオチョコレートは極端に大量摂取しない限りは、デメリットはほとんどないということです。適量を食べることにおいては、デメリットは小さく、むしろ健康へのメリットの方が大きいため安心して食べていただいて良いでしょう。では、どれぐらいが適量なのでしょうか?目安の摂取量を見ていきましょう。

チョコレートの欠片

1-1-1. 1日の摂取目安量は15 g~25 g

高カカオチョコレートの一日の摂取目安量は一般的に定められた公式なガイドラインはありませんが、一般的な栄養の摂取目安を考慮すると、1日に15 g~25 g程度を目安とするのが良いでしょう。製品によっても異なってきますが、コンビニやスーパーなどでよく見かける明治さんの「明治(meiji)チョコレート効果カカオ72 %」の場合で考えると、3~5枚(15 g~25 g)となります。

明治のチョコレート効果の摂取目安量

2. 食べ過ぎた場合のデメリット

極端に食べ過ぎなければデメリットはあまりないということですが、では実際に食べ過ぎた場合に想定されるどのような悪影響が起きる可能性があるのか、解説いたします。

2-1. 興奮物質を取り過ぎてしまう

高カカオチョコレートには、興奮物質である「カフェイン」と「テオブロミン」が含まれています。これらの物質は中枢神経系を刺激します。中枢神経系とは、私たちの体の動きや感覚、思考、感情など、あらゆることをコントロールしてくれている神経のことです。この中枢神経系が過度に刺激されて興奮すると、「眠れない」「不安や焦燥感を感じる」などデメリットが生じる場合があります。また心拍数や血圧の上昇といった作用もあるため、心臓病の方や高血圧の方は特に一日の摂取目安量を守って食べましょう。

脳が覚醒している

2-2. 脂質が多く、カロリーが高い

高カカオチョコレートはふつうのチョコレートよりも糖質は少ないですが、その分カカオの含有量が高いため、カカオバターやカカオマスなどの脂質が豊富に含まれています。糖質1 gのカロリー4 kcal、脂質1 gのカロリーは9 kcalなので、実は脂質の方がカロリーが高いんですね。そのため、カロリー制限中の方は、食べ過ぎてカロリーオーバーにならないように注意しましょう。ちなみに15 g~25 gの摂取で、おおよそ140 kcalとなります。

カカオマス

2-3. アレルギーや過敏症が起こる可能性もあり

これは高カカオチョコレートだけではなくすべての食物について言えることですが、特定の食物を大量に摂取することは、アレルギーや過敏症を引き起こすリスクがあります。例えば、高カカオチョコレートの成分が短期間で大量に体内に蓄積した場合に、身体に備わっている免疫システムがそれを異物だと判断して反応してしまい、痒みや湿疹などのアレルギー反応がでるケースもあります。また、胃や腸などの消化器官が過剰に反応し腹痛や吐き気のような症状に見舞われる場合もあります。

3. 高カカオチョコレートの保存方法

ここまでで高カカオチョコレートのデメリットについて解説してきました。最後に、そんな高カカオチョコレートを普段の生活に取り入れるうえでの、保存のポイントをご紹介いたします。

3-1. 密封容器に入れて酸化を防ぐ

高カカオチョコレートに含まれる脂肪は、酸化しやすい特徴を持っています。空気中の酸素と触れることで、脂肪が酸化し、チョコレートの風味や品質が劣化します。そのため、板チョコのような密閉度の低い包装の場合には、タッパーなど密封容器などに入れて涼しい場所で保管するのが良いでしょう。市販の高カカオチョコレートは個包装されているものが多いため、密閉されているものはそこまで気にする必要はありません。ただし、紙包装は空気を通す性質があるため、ビニールではなく紙で個包装されているチョコレートは密閉容器に入れるようにしましょう。

3-2. 高カカオチョコレートは特に気温に注意

一般的に、高カカオチョコレートの方が普通のチョコレートよりも溶けやすい傾向があります。高カカオチョコレートは、融点の低いカカオバターが多いため、温度が上がると比較的早く溶けます。一方、普通のチョコレートはカカオの含有量が低く、乳脂肪や砂糖の含有量が多い場合があります。乳脂肪はカカオバターよりも融点が高く、溶けにくい性質を持っています。そのため、普通のチョコレートは高カカオチョコレートよりも溶けにくい場合があります。高カカオチョコレートの場合は特に、直射日光や温度の高くなりやすい場所は避けて、涼しい場所で保管することに注意しましょう。最近では、高カカオチョコレートでも溶けにくい加工がされているものがありますので、そのような商品を選ぶのもおススメです。

3-3. 強い香りのものの近くには置かないようにする

チョコレートは周囲の香りを吸収しやすい性質を持っており、密封されていても完全に防ぐことは難しい場合があります。これはチョコレートに含まれる脂肪に、香りを良く吸収する性質があるためです。また、チョコレートには目に見えない微細な空間が多く存在する構造を持っています。その空間に香りの成分が入り込んでしまうのです。そのため、強い香りのあるものの近くには置かないようにしましょう。

コラム. チョコレートの「ブルーム現象」とは?

チョコレートは激しい温度変化にさらされたり、高温、高湿度の環境で長時間放置されると、「ブルーム」と呼ばれる現象を引き起こすことがあります。これはチョコレートに含まれるカカオバターが再結晶化することで起きるもので、チョコレートの表面に白い粉上のブルームとして現れます。このブルームは食べても身体への害はありませんが、風味が劣化してしまうため、満足感が減ってしまうというデメリットがあります。

4. まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事では、高カカオチョコレートの気になるデメリットから、保管のポイントについて解説してきました。まとめますと、極端に食べ過ぎない限りデメリットはほぼないと考えてよいということでしたね。そして、一日の適量は15 g~25 gを目安にするのが良いでしょう。食べ過ぎた場合のデメリットとしては、興奮物質の「カフェイン」「テオブロミン」の作用が挙げられました。眠れなくなるなど神経を刺激する作用があるので、過剰摂取には気をつけて下さい。保管については、密閉して香りの強いものから話して、涼しい場所で保管するが鉄則です。食べ過ぎ注意!ぜひ、今日から優れた高カカオチョコレートの恵みを享受してみてください。