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内臓脂肪を効率よく落とす運動を自宅で継続してメタボを解消しよう

健康診断でメタボリックシンドロームを指摘され、具体的な対処法がわからないと感じている人もいるのではないでしょうか。

今回は、厚生労働省および日本糖尿病学会の指針に基づき、自宅で内臓脂肪を効率よく落とす運動の方法について解説します。

さらに、内臓脂肪を落とす運動を継続するための実践的な工夫についても解説します。

この記事でわかること

  • 内臓脂肪は皮下脂肪より燃焼効率が高い
  • 自宅における運動が内臓脂肪を落とすために効果を発揮する
  • 週150分の有酸素運動と週2回の筋力運動を取り入れると効果的
  • ボルグ指数を目安にして安全で継続できる運動強度を見極める
  • 食生活などの環境設計や短時間分割法を取り入れて運動効果を最大化する

正しい順番と組み合わせで運動すると、自宅でも着実に内臓脂肪の状態を改善できます。

以下で解説する具体的な方法を、ぜひ日常生活に取り入れてみてください。

目次

内臓脂肪を落とすために自宅で行う運動が効果を発揮する

内臓脂肪を落とすためには、自宅で習慣的に行える運動の継続実施が効果的です。

有酸素運動筋力運動を組み合わせて実施すると、内臓脂肪を効率よく落とせます。

有酸素運動と筋力運動の組み合わせにより、血糖コントロールと内臓脂肪の改善に高い効果が期待できます。

自宅で行える有酸素運動と筋力運動を取り入れて、効率よく内臓脂肪の改善を図りましょう。

内臓脂肪を落とすための自宅における運動に関して、以下の2点を通して解説します。

  • 腹部の深層に蓄積する内臓脂肪は運動による燃焼効率が皮下脂肪よりも高い
  • 厚生労働省の指針が示す身体活動量と内臓脂肪減少の相関関係を理解する

自宅という環境はジムと比べて設備の面で劣るように見えますが、継続率という観点では強みを持っています。

内臓脂肪に悩んでいる人は、自宅で行える運動に関して正しく理解して上手に取り入れてください。

腹部の深層に蓄積する内臓脂肪は運動による燃焼効率が皮下脂肪よりも高い

腹部の深層に蓄積する内臓脂肪は運動による燃焼効率が皮下脂肪よりも高い

腹部の深層に蓄積されている内臓脂肪は、皮下脂肪よりも運動による燃焼効果が高いとされています。

内臓脂肪とは、腹腔内の臓器まわりに蓄積する脂肪のことです。

お腹だけ脂肪がついてきたと感じる場合は、内臓脂肪の蓄積が関係しています。

内臓脂肪は、皮下脂肪と比べて血流との距離が近く、運動によるエネルギー消費の際に優先的に分解される性質があります。

運動を効果的に取り入れると内臓脂肪を効率よく落とせるため、生活習慣に運動を取り入れていきましょう。

内臓脂肪と運動の関係について、以下の2点を通して解説します。

  • 糖代謝の改善や血流の促進によって脂肪細胞の分解が優先的に進む
  • 継続の容易さという観点においては自宅で短時間の運動を習慣化するほうがジムに通うよりも脂肪を効率よく落とせる

自宅で継続的に行える運動を習慣化して、内臓脂肪を上手に落としていってください。

糖代謝の改善や血流の促進によって脂肪細胞の分解が優先的に進む

糖代謝を改善したり、血流を促進したりすると、脂肪細胞の分解促進が可能です。

有酸素運動を継続すると内臓脂肪細胞の体積が小さくなり、インスリンの働きに改善がみられます。

運動によって筋肉がブドウ糖を消費すると、体は不足したエネルギーを補う目的で脂肪酸を放出するために、脂肪組織が分解されます。

脂肪組織の分解は、皮膚の下にある皮下脂肪よりも血流と接触面積の大きい内臓脂肪において起こるケースが一般的です。

そのため、腹囲が減少するという形で変化が現れて、やせたと実感できるでしょう。

継続の容易さという観点においては自宅で短時間の運動を習慣化するほうがジムに通うよりも脂肪を効率よく落とせる

ジムで激しい運動を数回行うよりも、自宅で短時間の運動を継続して実施するほうが、効率よく脂肪を落とせます。

内臓脂肪の減少において最も重要な要素は、運動の強度ではなく継続性です。

自宅における運動は、ジムへの往復時間や費用および天候を考慮する必要なく取り組めます。

自宅における取り組みは、運動を日常の一部として定着させられるという利点があります。

少しの準備ですぐに運動を開始できるため、行動のハードルを下げて長期的な習慣にできるでしょう。

内臓脂肪を落としたい場合は、ジム通いよりも自宅でできる運動の継続を検討してみてください。

厚生労働省の指針が示す身体活動量と内臓脂肪減少の相関関係を理解する

厚生労働省の指針が示す身体活動量と内臓脂肪減少の相関関係を理解する

内臓脂肪を減らすために必要な活動量については、公的機関の資料から一般的な基準を読み取れます。

毎日少し動けば十分とはいえず、一定の基準を満たす程度の運動量が推奨されています。

週に10メッツ時以上の身体活動は、内臓脂肪の減少のための目安として考えられている基準です。

メッツとは、運動の強度を安静時の何倍に相当するかで表した単位のことを指します。
たとえば、時速5〜6km程度の速さの速歩が、約4メッツに相当する強度です。

30分の速歩を週5回行ったり、1日の歩数を3,000歩増やしたりする取り組みが内臓脂肪減少に効果のある事例として推奨されています。

特別な器具がなくても、ウォーキングなどすぐに取り組める方法で十分に内臓脂肪減少のための目標値を達成できます。

自宅で取り組める有酸素運動とレジスタンス運動の最適な組み合わせ方を知ろう

有酸素運動とレジスタンス運動を組み合わせると、脂肪燃焼と基礎代謝の向上を同時に図れます。

どちらか一方に偏ると効果が限定的になるため、週単位でバランスよく計画する姿勢が重要です。

自宅における有酸素運動とレジスタンス運動の組み合わせに関して、以下の2つの視点から解説します。

  • 脂肪燃焼を促進する有酸素運動と筋肉量を維持する筋力トレーニングを並行する
  • 日本糖尿病学会のガイドラインが推奨する運動の頻度と時間を生活に取り入れる

以下では、有酸素運動とレジスタンス運動の内容についても解説します。

自宅における内臓脂肪を落とす運動を検討する際に、ぜひ参考にしてください。

脂肪燃焼を促進する有酸素運動と筋肉量を維持する筋力トレーニングを並行する

脂肪燃焼を促進する有酸素運動と筋肉量を維持する筋力トレーニングを並行する

内臓脂肪の燃焼を促進するためには、有酸素運動と筋力トレーニングを並行すると効果的に取り組めます。

有酸素運動とは、酸素を使って脂肪をエネルギーとして燃焼させる運動のことです。
一方レジスタンス運動とは、筋肉に負荷をかける動作を繰り返して、筋力向上や筋肉量増加を目指す運動のことを指します。

筋肉量の維持および増加は、安静時の基礎代謝によるエネルギー消費量を高める要因です。

加齢によって筋肉量が低下すると基礎代謝も下がるため、同じ食事量でも脂肪が蓄積してしまうリスクが高まります。

自宅でできる有酸素運動とレジスタンス運動に関して、以下の2つの方法を紹介します。

  • スクワットにより下半身の大きな筋肉を刺激して基礎代謝の向上を図る
  • 室内で行う足踏みや踏み台昇降は中等度の運動強度を維持する手段として有効

自宅で継続できる運動を日常的に取り入れて、脂肪燃焼を促進しましょう。

スクワットにより下半身の大きな筋肉を刺激して基礎代謝の向上を図る

スクワットによって、大きな下半身の筋肉を刺激して基礎代謝の向上が図れます。

自宅でできるレジスタンス運動として、スクワットは特に効率が高い方法です。

スクワットをすると、太ももやお尻など全身の中でも面積の大きい筋肉群を一動作で刺激できます。

大きな筋肉を使うレジスタンス運動は、インスリンの働きを助ける側面もあるため、足腰の筋肉を動かすスクワットは効率的な選択肢です。

膝や腰に不安がある人は、椅子から立ち上がる動作を繰り返す椅子スクワットをするとよいでしょう。

レジスタンス運動を自宅で行う場合は、主治医と相談のうえで取り組んでください。

室内で行う足踏みや踏み台昇降は中等度の運動強度を維持する手段として有効

屋外に出ずに有酸素運動の効果を得る手段として、室内における足踏み踏み台昇降が挙げられます。

踏み台昇降は、10〜15cmほどの台を用意し、上り下りを繰り返すだけで一定の運動強度を維持できます。

踏み台昇降は、足踏み時に腕をしっかりと振ると消費エネルギーが高まり、天候や時間帯を問わず実施できる点が特徴です。

踏み台昇降運動は、有酸素運動に分類されます。

有酸素運動は、ややきついと感じる強度で継続すると、内臓脂肪をはじめとした体脂肪を燃焼する効果を発揮します。

踏み台昇降運動を毎日の日課として取り入れて、自宅内で効率よく脂肪燃焼を目指しましょう。

日本糖尿病学会のガイドラインが推奨する運動の頻度と時間を生活に取り入れる

日本糖尿病学会のガイドラインが推奨する運動の頻度と時間を生活に取り入れる

日本糖尿病学会のガイドラインが示す運動の量と頻度を把握して、日々の運動計画に活かすとよいでしょう。

自分の感覚で運動量を決めていると、十分な刺激が得られなかったり、過負荷になったりする恐れがあります。

日本糖尿病学会が提供する糖尿病診療ガイドライン2024においては、中等度の有酸素運動を週150分以上行うよう推奨されています。

さらに、可能な範囲でレジスタンス運動を週2回以上加える運動構成が望ましいです。

週150分は1日約22分と算出されますが、まとめて行う必要はなく、短時間に分割しても同等の効果が期待できるとされています。

週2回のレジスタンス運動は、スクワットや椅子スクワットなどを特定の曜日に割り当てるなどの取り組みでも問題ありません。

公的資料で定められている運動の頻度と量を理解して、自分の生活で取り組める形に落とし込んでみてください。

運動の成果を最大化するために身体の反応と強度の目安を意識する

運動の成果を最大限に得るためには、身体の反応と運動の強度の目安をつかんでおくとよいでしょう。

運動の種類や時間を確保しても、強度が低すぎると脂肪燃焼の効果は限定的です。

一方、強すぎる運動は継続できないうえ、怪我のリスクも高まります。

自分にとってちょうどよい運動強度の把握は、効果的な運動習慣を身に付ける際に有効です。

成果を最大化する運動の内容を把握するポイントとして、以下の2点を通して解説します。

  • 運動強度の指標であるボルグ指数を用いてややきついと感じる負荷を維持する
  • 1回の運動時間にこだわらず1日の合計運動量を積み上げる工夫を凝らす

自分に合った運動の内容を把握して、日常生活で習慣化する運動について検討してみてください。

運動強度の指標であるボルグ指数を用いてややきついと感じる負荷を維持する

運動強度の指標であるボルグ指数を用いてややきついと感じる負荷を維持する

運動の内容を決める際は、運動強度の指標であるボルグ指数を基準としたややきつい負荷の運動を行うとよいでしょう。

ボルグ指数とは、運動中の辛さや息切れの度合いを6〜20の数値で自己評価する指標のことです。

脂肪燃焼に適した運動強度として、ボルグ指数12〜13程度のややきついと感じる程度が適切であると考えられています。

ボルグ指数は、心拍数計などの機器がなくても自分の感覚でおおよその強度を把握できるため、自宅の運動管理に適した指標です。

ボルグ指数を運動内容を決める指標とする対応について、以下の2点を通して解説します。

  • 息が少し弾む状態が脂肪燃焼に適した強度の生理的な目安となる
  • 運動中に声を出して数を数えられるかが自宅で行う運動強度確認に役立つ

自分の感覚で強度の判断ができるボルグ指数を上手に活用して、自分に合った運動内容を決めてください。

息が少し弾む状態が脂肪燃焼に適した強度の生理的な目安となる

呼吸が若干弾む程度の状態が、脂肪燃焼に適した強度の運動であると判断する目安です。

ボルグ指数12〜13程度のややきついと感じる生理的な状態として、呼吸が少し速くなったり、額に汗がにじんだりする程度の感覚があります。

呼吸が少し速くなっている場合は、心拍数で見ると最大心拍数の50〜70%程度に相当する状態です。

最大心拍数50〜70%程度が、脂肪をエネルギー源として効率よく利用できる領域と考えられています。

追い込みすぎて息が完全に上がるのではなく、少し息が弾む程度の状態を維持する姿勢が、脂肪燃焼の観点でも長時間継続の観点でも重要です。

運動中に声を出して数を数えられるかが自宅で行う強度確認に役立つ

自宅の運動における強度確認を行う際は、運動中に声を出して数を数えられるかどうかを試すとよいでしょう。

ニコニコペースとも呼ばれる中等度の強度では、短い会話ができる程度の余裕があります。

反対に、一言も声を発せないほど追い込んだ状態では脂肪よりも糖質が主なエネルギー源となるため、内臓脂肪の燃焼効率という観点では不適切です。

自宅における1人トレーニングでは、声に出して数を数えながら動けるかを簡易チェックとして活用できます。

脂肪燃焼に最適な運動強度を保つため、無理なく声が出せるかどうかを判断基準にしてください。

1回の運動時間にこだわらず1日の合計運動量を積み上げる工夫を凝らす

1回の運動時間にこだわらず1日の合計運動量を積み上げる工夫を凝らす

1回の運動時間にこだわらず、1日で行う運動量を合計して判断する考え方が正しいです。

まとめて一定時間以上継続して運動しないと意味がないという思い込みが、継続の壁になる場合があります。

実際には、短時間の運動を複数回に分けても、総量が等しい場合は一定の効果が期待できると考えられています。

たとえば、以下のように1日30分を達成する考え方は正しいです。

  • 朝に足踏みを10分実施
  • 昼食後の踏み台昇降を10分実施
  • 夕方のスクワットを10分実施

仕事や家事などで時間の余裕が少ない人にとって、少しずつ数回に分けて運動をする方法は、現実的な選択肢です。

重要なのは毎日何かするという積み重ねであり、1日空いても翌日から再開する柔軟さが長期的な取り組みにつながります。

食生活を整えて内臓脂肪の蓄積を防ぎ健康的な体組成を維持する

運動と並行して食生活を整えると、内臓脂肪の減少効果がより安定して、健康的な体組成を維持できます。

食事制限を厳格にする必要はありませんが、体組成の改善を支える栄養の考え方を把握しておくと有益です。

食生活と内臓脂肪との関係性について、以下の3点を通して解説します。

  • 摂取エネルギーを調整しながら筋肉の材料となるたんぱく質を十分に補給する
  • アルコールの過剰摂取を控えて肝臓による中性脂肪合成を抑制する習慣を確立する
  • 食物繊維を豊富に含む食材を選択して食後の血糖値の急上昇を抑制する

運動習慣とともに食生活にも配慮して、内臓脂肪の蓄積を予防し健康な体を維持しましょう。

摂取エネルギーを調整しながら筋肉の材料となるたんぱく質を十分に補給する

1日の摂取エネルギーを調整しながら、筋肉を生成するたんぱく質を十分に摂取すると脂肪の蓄積予防に効果的です。

内臓脂肪を減らすには、摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスが基本となります。

単純に食事量を減らすだけでは筋肉量の低下を招き、基礎代謝が下がる悪循環を引き起こしかねません。

筋肉の合成に必要なたんぱく質を1食あたり十分に確保すると、運動によって刺激された筋肉を効率よく維持できます。

一般的に、体重1kgあたり1〜1.5g程度のたんぱく質摂取量が推奨されています。

しかし、腎機能に不安がある人や持病がある人は、医師や管理栄養士に相談のうえで目安量を決めるとよいでしょう。

アルコールの過剰摂取を控えて肝臓による中性脂肪合成を抑制する習慣を確立する

アルコールの過剰摂取を控えて肝臓による中性脂肪合成を抑制する習慣を確立する

アルコールの過剰摂取を控えると、肝臓における中性脂肪の合成を抑制できます。

アルコールは肝臓で優先的に分解されるため、食事から摂取した脂質や糖質の代謝が後回しになります。

その結果、余剰エネルギーが中性脂肪として合成される方向に傾き、内臓脂肪の蓄積を促す要因となってしまうでしょう。

飲酒の頻度や量を見直す取り組みは、食事内容の改善と同等以上の影響を持つ場合があります。

厚生労働省では、節度ある適度な飲酒として1日平均純アルコール20g程度を目安としています。

目安を超過するアルコール量の習慣的な摂取は、内臓脂肪の蓄積リスクを高める要因です。

食物繊維を豊富に含む食材を選択して食後の血糖値の急上昇を抑制する

食物繊維を豊富に含んでいる食材を積極的に活用すると、食後の血糖値上昇の抑制が可能です。

食物繊維には、消化吸収を緩やかにして食後の血糖値の急激な上昇を抑える働きがあります。

食後血糖値の急上昇を抑制すると、脂肪蓄積の予防効果も期待できます。

血糖値の急上昇は、インスリンが大量に分泌されて余剰なブドウ糖が脂肪として蓄積される要因です。

食事の最初に野菜を食べるベジファーストの習慣は、糖質の前に食物繊維を摂取できるため、血糖値上昇を抑制する有効な手段とされています。

食物繊維の摂取は、内臓脂肪の蓄積を予防する食事改善の出発点となりえるため、野菜など食物繊維を豊富に含む食材を積極的に取り入れましょう。

自宅の居住空間を自分だけの運動施設として活用しよう

運動を習慣化するため、自宅を自分専用の運動施設のように活用してみてはいかがでしょうか。

どれだけよいトレーニング計画を立てても、やろうと思ったときに面倒に感じてしまっていると習慣は続きません。

自宅の環境そのものを運動に向いた形に変えると、意思の力に頼らずに行動を引き出せます。

自宅の居住空間を気軽に運動できる環境にするための方法として、以下に3点紹介します。

  • 運動器具を収納せずに視界に入る場所へ意識的に配置する
  • スマートフォンのリマインダー機能を活用して座る時間を強制的に中断する
  • 室内の移動経路に特定の動作を紐づけて運動を自動化する

身体を動かすのが当たり前になるような工夫を施して、日常生活に運動習慣を取り入れましょう。

運動器具を収納せずに視界に入る場所へ意識的に配置する

運動器具を収納せずに視界に入る場所へ意識的に配置する

用意した運動器具は、あえて収納せず視界に入る場所に意識的に配置してみてはいかがでしょうか。

ヨガマットや踏み台を押し入れにしまい込むと、取り出す作業に面倒さを感じて後回しにしてしまう人も多いでしょう。

一方、リビングや廊下など目につく場所に運動用具を常時設置しておくと、視界への入り込み自体が運動のきっかけとして機能します。

無意識に運動を思い出す頻度が高まり、行動に移すまでの障壁が減ります

インテリアが気になる場合は、デザイン性のあるマットや木製踏み台など、内装に合わせた選択で解決できるでしょう。

スマートフォンのリマインダー機能を活用して座る時間を強制的に中断する

スマートフォンのリマインダー機能を活用して、座位の状態から軽い運動をする習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか。

長時間の座位姿勢は、それ自体が内臓脂肪の蓄積リスクを高める恐れがあります。

スマートフォンのアラームを1〜2時間ごとに設定し、鳴るたびに足踏みを2〜3分行うルールを設けると、合計運動時間を積み上げられます。

リマインダーは、運動する予定時間として活用するより、座る時間を終わらせる合図として使用したほうが心理的な抵抗が少ないです。

運動を継続して行うために、スマートフォンのリマインダーを効率よく活用してください。

室内の移動経路に特定の動作を紐づけて運動を自動化する

住まいの中で移動する経路ごとに、特定の動作を紐づけると、運動の自動化が可能です。

たとえば、以下のようなルールを自分に課しておくと、自然と運動習慣が取り入れられます。

  • トイレに立つたびにスクワット5回
  • キッチンでお湯が沸く間は足踏みをする

特定の場所や状況が運動のトリガーとなるようにルールづけると、楽しみながら運動習慣が得られるでしょう。

上記のような行動と運動を紐づける方法は、行動科学において実装意図と呼ばれており、意識的な努力なしに運動ができます。

個別の運動時間を作るのではなく、日常の流れに埋める発想の転換が、運動を継続する鍵として役立ちます。

専門的な知見に基づいた運動習慣により内臓脂肪を落として健康な身体を目指そう

内臓脂肪を落として健康な身体を手に入れるためには、専門的な知見に基づいた運動習慣の実施が有効です。

内臓脂肪は、正しいアプローチで動くと目に見えた変化が現れます。

自宅という環境を有効に使いながら、有酸素運動レジスタンス運動を積み上げると、効果的に内臓脂肪を落とせるでしょう。

内臓脂肪を落とす自宅における運動に関して、以下にまとめています。

自宅で習慣的な運動を取り入れる際に、ぜひ活用してください。

有酸素運動の量:週150分以上

筋力運動の頻度:スクワットなど大筋群を中心に週2回以上

運動強度の目安:ややきつく声で数を数えられる程度の強度であるボルグ指数12〜13

自宅で実施する運動の積み上げ方:1日10分を3回の分割でも効果が期待できる

食事の軸:たんぱく質の確保および食物繊維で血糖値の急上昇を抑制

内臓脂肪の減少は、体重計の数字よりも血糖値や血圧および腹囲といった健康指標の改善という形で現れます。

3か月程度継続する中で、健康診断の数値に変化が見られるケースもあります。

短期間で劇的な変化を求めるよりも、週150分を習慣にする地道な積み重ねが有効です。

ただし、運動中に胸の痛みや激しい動悸やめまいを感じた場合は、すぐに運動を中止してください。

自己流で強度を高めるよりも、身体の状態に合わせた運動の計画を専門家と一緒に設計すると、効果と安全性を両立させられます。

内臓脂肪を効率的に落としたいと考える人は、主治医と相談しながら自分に合った自宅における運動を取り入れていきましょう。

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