【アカシア樹皮由来プロアントシアニジンが内臓脂肪に与える影響のメカニズムに関する論文】
2型糖尿病モデルマウスを用いた試験において、アカシア樹皮由来プロアントシアニジンを摂取することで、高脂肪食によって引き起こされる体重増加および脂肪蓄積を抑制する機能があることが分かりました 。
この論文は機能性表示食品『アカポリ糖ケアゴールド』の作用機序に関する論文になっています 。
【試験内容の詳細】
目的
これまでの研究により、アカシア樹皮抽出物には抗肥満作用や抗糖尿病作用があることが示唆されています 。本研究では、2型糖尿病モデルであるKKAyマウスを用い、アカシア樹皮由来プロアントシアニジン(AP)が高脂肪食摂取による脂肪蓄積(内臓脂肪など)に及ぼす影響とその詳細なメカニズムを解明することを目的としました 。
方法
実験では2型糖尿病モデルマウス(KKAy、6週齢)を使用しました 。マウスを高脂肪食のみを摂取させる群、および高脂肪食にAPを配合して摂取させる群などに分け、7週間自由に摂取させました 。期間終了後、体重や脂肪組織(腸間膜脂肪などの内臓脂肪)の重量を測定するとともに、肝臓および骨格筋における代謝関連遺伝子の発現解析、およびエネルギー代謝の制御塔であるAMPK(AMP活性化プロテインキナーゼ)の活性化状態を解析しました 。
結果
アカシア樹皮由来プロアントシアニジンを摂取したマウスでは、高脂肪食群と比較して体重増加が有意に抑制されました 。また、内臓脂肪を減らすメカニズムとして、以下の作用が確認されました。
・脂肪燃焼スイッチ「AMPK」の活性化
肝臓および骨格筋において、脂質代謝の中心的役割を担うAMPKの活性化(リン酸化)を促進することが確認されました 。
・脂肪合成の抑制
肝臓において、脂肪の合成や取り込みに関与する遺伝子の発現を抑制することで、新たな脂肪が蓄積されるのを防くことが示唆されました 。
・エネルギー消費の増大
骨格筋においてエネルギー消費を促進する働きが示唆されました 。
・脂肪吸収の阻害
消化酵素であるリパーゼの活性を阻害することで、食事由来の脂肪の吸収を抑制する初期段階の作用も報告されています 。
これらの結果から、我々はアカシア樹皮由来プロアントシアニジンが、リパーゼ阻害による「脂肪吸収の抑制」と、AMPK活性化を介した「脂肪燃焼の促進・合成抑制」などの働きにより、内臓脂肪を減らすことが明らかとなりました 。