機能性表示食品『アカポリ血圧・血糖Wダウン』の届出論文(ヒト臨床試験)②

【アカシア樹皮由来プロアントシアニジンの摂取が血圧に与える影響(ヒト臨床試験)の論文】

アカシア樹皮プロアントシアニジンを摂取することで収縮期血圧が高めの方の高めの血圧(収縮期血圧)を下げる機能があることが分かりました。この論文は機能性表示食品『アカポリ血圧・血糖Wダウン』(H380)の届出論文になっています。

【試験内容の詳細】

Baba A., et al., Effects of the consumption of proanthocyanidins derived from acacia bark on blood pressure in healthy Japanese adults: A randomized, double-blind, placebo-controlled, parallel-group comparison study. FFHD. 11(7): 310-332. 2021

目的

これまでに、アカシア樹皮由来プロアントシアニジンを含有するアカシア樹皮抽出物を高血圧モデルラットに摂取させたところ、高血圧モデルラットの血圧が低下することが報告されていた。しかしながら、ヒトにおいても同様の効果を発揮するかどうかは確認されていなかった。そこで本試験では、血圧が高めの健常者(正常高値血圧者)にアカシア樹皮由来プロアントシアニジンを摂取させ、プラセボ錠剤群と比べて血圧を低下させるかどうかを評価した。

方法

本試験は血圧が高め(正常高値血圧;拡張期血圧が89 mmHg以下の者かつ収縮期血圧が130 mmHg以上139 mmHg以下)の健常な日本人成人男女66名を対象とした無作為化二重盲検プラセボ対照並行比較試験である。まず被験者は、無作為にアカシア樹皮セキス摂取群またはプラセボ群(n = 33ずつ)に割り付けられた。被験者は、1日6錠のアカシア樹皮エキス錠またはプラセボを12週間摂取した。主要アウトカムとして12週間後の座位収縮期血圧の測定を行った。また、副次的アウトカムとして拡張期血圧などの測定を行った。

結果

解析に用いた被験者数は、アカシア群33名(男性20名、女性13名)、プラセボ群31名(男性23名、女性8名)であった。プラセボ群に比べ、アカシア群では収縮期血圧の測定値および4、8、12週目のベースラインからの変化量が有意に低下していた。さらに、アカシア群の「12週時点の収縮期血圧130mmHg未満および拡張期血圧89mmHg未満の被験者数の割合」は、プラセボ群に比べ有意に高かった。また、有害事象については認められなかった。