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血糖値スパイクを抑えるには野菜から食べて朝食を抜かず食後に動く

血糖値スパイクを抑えるには野菜から食べて朝食を抜かず食後に動く

血糖値スパイクを抑えるには野菜から食べる順番と朝食を抜かない習慣、食後の軽い運動の3つが大切とされ、どれも特別な食品や道具を使わずに今日から試せます。

食後の眠気が気になる人も、健診の空腹時血糖値は正常で食後の上がり方が気になる人も、同じ3つから始められます。

血糖値スパイクがどんな状態かを知ったうえで3つの方法を試し、主食の選び方や外食とコンビニで選ぶ組み合わせ、健診の値が正常な場合の考え方まで確かめてください。

この記事でわかること
  • 野菜から食べ始めてご飯は盛る前に量を決め麦などの雑穀を混ぜて炊く
  • 朝食の欠食に加えて遅い夕食と寝る前の間食も注意
  • 食後に座り続けず軽く動くと筋肉でブドウ糖の利用が増える
  • 外食は定食でコンビニは副菜を1品足す
  • 空腹時の値が正常でも食後だけ血糖値が大きく上がる人がいる
  • 糖尿病のなり始めの食後だけ血糖値が高い時期から心筋梗塞などの血管の病気で亡くなるリスクが高まる
  • トクホと呼ばれる特定保健用食品は糖質を含む食事と一緒に取る品で単独では効果を見込めない
目次

血糖値スパイクはどんな状態を指しどんな食べ方に気をつけるのか

血糖値スパイクはどんな状態を指しどんな食べ方に気をつけるのか

血糖値スパイクは病名ではなく、血液中のブドウ糖の量である血糖値が食後に急に大きく上がる状態を指す言葉です。

健康な人では、食後に血糖値が上がると膵臓から出るインスリンがブドウ糖を筋肉や脂肪へ取り込ませるため、血糖値は空腹時も食後も70〜140mg/dLの範囲に保たれるとされています。

食後の血糖値を急に上げないためには、早食いや白米などの主食の食べ過ぎに加えて、朝食の欠食や遅い夕食にも気をつけたほうがよいとされています。

参照元:糖尿病ってどんな病気? | 日本糖尿病学会

参照元:2型糖尿病はどのように治療するのか? | 日本糖尿病学会

参照元:食事のGIおよびGLと死亡リスクとの関連について | 国立がん研究センター

野菜から食べ始めてご飯は最後にしてゆっくりよく噛んで食べる

野菜から食べ始めてご飯は最後にしてゆっくりよく噛んで食べる

食後の血糖値の上昇を抑えるには、野菜を先に食べてからおかずへ進み、ご飯を最後にする食べ方が勧められています。

食べる順食べるもの主な品
1番目食物繊維の多い野菜・海藻・きのこ海藻やきのこの小鉢・根菜の煮物・サラダ
2番目おかず肉・魚・卵・大豆製品の料理
3番目ご飯などの炭水化物ご飯・パン・めん

ゆっくりよく噛む食べ方も食後の血糖値を上げないための工夫とされており、食べる順番とあわせて取り入れましょう。

家の食事では最初のひと口を野菜の小鉢と決め、毎回同じ順番で食べ始めてください。

参照元:2型糖尿病はどのように治療するのか? | 日本糖尿病学会

朝食を抜かず遅い夕食と寝る前の間食を控える

朝食を抜かず遅い夕食と寝る前の間食を控える

食後の血糖値を上げない食べ方として、食べる順番に加えて朝食の欠食や遅い時間の夕食、寝る前の間食も控えたほうがよいとされています。

食事の時間が日ごとにばらつく食べ方にも気をつけるよう勧められているため、朝食と昼食、夕食はなるべく毎日同じ頃に取りましょう。

夜は夕食の時刻を早めに決め、食べ終えたら寝るまで間食をしない習慣にすると、遅い夕食と寝る前の間食の両方を避けられます。

朝に時間が無い日に備えて、納豆のように開けるだけで食べられる品を買い置きすると、朝食を抜かずに済みます。

参照元:2型糖尿病はどのように治療するのか? | 日本糖尿病学会

食後は座り続けず散歩やラジオ体操で体を動かす

食後は座り続けず散歩やラジオ体操で体を動かす

食後は座ったまま過ごさず散歩やラジオ体操のような有酸素運動で体を動かし、日中も長く座り続けずに合間に軽い運動を挟みましょう。

食後に体を動かすと、筋肉でブドウ糖の利用が増えて食後の血糖値の上昇が抑えられ、運動を続けるとインスリンの働きもよくなるとされています。

肥満のある2型糖尿病患者が、座る時間を30分おきに3分の軽い歩行で区切ると、食後を含む日中の血糖値の上がり方が小さくなったという海外の小規模で短期間の報告もあります。

糖尿病の治療中の場合は、運動を始める前に主治医へ相談し、最初は散歩のような軽い運動を短い時間から始めて少しずつ時間を延ばしてください。

参照元:2型糖尿病はどのように治療するのか? | 日本糖尿病学会

参照元:軽度の歩行・ウェイトトレーニングで座っている時間を中断すると血糖値が改善する | 糖尿病情報センター

主食はご飯やパンを食べる前に量を決めて白米に雑穀を混ぜる

主食はご飯やパンを食べる前に量を決めて白米に雑穀を混ぜる

血糖値の上がり方は何を選ぶかに加えて食べる量でも変わるとされており、ご飯やパンは食べ始める前に1回の量を決めてください。

GI値はグリセミック指数とも呼ばれ、炭水化物を含む食品を食べた後の血糖値の上がり方を示す指標です。

白米や食パン、もちやじゃがいもはGI値が高い食品に入るといわれています。

主食選び方の工夫
白米麦などの雑穀を混ぜる・盛る量を決める
食パン枚数を決める・野菜とおかずを先に食べる
もち・じゃがいもご飯と同じ主食の扱いで量を決める

日本人の女性と筋肉労働をしない男性では、ご飯の量が多いほど糖尿病のリスクが高まり、女性では雑穀を混ぜない場合にさらに高まるという報告があります。

白米は精白の過程で食物繊維やマグネシウムが失われるため、ご飯を炊くときは食物繊維の多い麦などの雑穀を混ぜましょう。

参照元:食事のGIおよびGLと死亡リスクとの関連について | 国立がん研究センター

参照元:米飯摂取と糖尿病との関連について | 国立がん研究センター

外食やコンビニで血糖値スパイクを抑えるにはどの組み合わせを選ぶか

外食やコンビニで血糖値スパイクを抑えるにはどの組み合わせを選ぶか

外食では丼やめん類のような単品より主食と主菜と副菜が揃った定食を選ぶと、家で続けている食べる順番を外でも守れます。

コンビニでは、おにぎりやパンに惣菜の副菜を1品足す方法が手軽です。

野菜は生より火を通したほうが量を多く食べられるため、サラダだけでなく野菜スープや根菜の煮物も選ぶと、食物繊維を多く取れます。

副菜やおかずの食物繊維は品によって違うため、店で選ぶ惣菜を次の表のおよその目安で見比べましょう。

品食べる順100gあたりの食物繊維
ひじきのいため煮1番目の副菜3.4g
きんぴらごぼう1番目の副菜3.2g
もやしのナムル1番目の副菜2.7g
切り干し大根の煮物1番目の副菜2.0g
納豆2番目のおかず9.5g
卯の花いり2番目のおかず5.1g

納豆や卯の花いりをおかずに選ぶと、食べる順番を変えずに食物繊維も増やせます。

医師の指導を受けている場合は、外食やコンビニで選ぶ品についても医師や栄養士に相談してください。

参照元:食事療法について | 国立循環器病研究センター 病院

参照元:豆類/だいず/[納豆類]/糸引き納豆 | 食品成分データベース

参照元:調理済み流通食品類/和風料理/煮物類/卯の花いり | 食品成分データベース

参照元:調理済み流通食品類/和風料理/煮物類/ひじきのいため煮 | 食品成分データベース

参照元:調理済み流通食品類/和風料理/煮物類/きんぴらごぼう | 食品成分データベース

参照元:調理済み流通食品類/韓国料理/和え物類/もやしのナムル | 食品成分データベース

参照元:調理済み流通食品類/和風料理/煮物類/切り干し大根の煮物 | 食品成分データベース

健診の値が正常で食後の眠気が無くても血糖値スパイクは起こるのか

健診の値が正常で食後の眠気が無くても血糖値スパイクは起こるのか

健診の空腹時血糖値が正常範囲でも、食後の血糖値だけが大きく上がる場合があるとされ、空腹時の値だけでは食後の上がり方まではつかめません。

同じ食事を取っても血糖値の反応には個人差があり、強い眠気や集中力の低下が出る人も何も感じない人もいるため、眠気の有無だけでは食後の上がり方は分からないといわれています。

食後の上がり方が気になる場合は、医療機関で食後の血糖値の測定を相談してください。

糖尿病のなり始めには、食後の血糖値だけが高く自覚症状の乏しい時期があると報告されており、この時期から狭心症や心筋梗塞を含む血管の病気で亡くなるリスクが高くなる可能性があります。

自覚症状が無いうちから毎日の食事と食後の過ごし方を見直し、健診の結果で医療機関の受診を勧められた場合は、自己流の対策だけで済ませずに受診しましょう。

参照元:糖尿病ってどんな病気? | 日本糖尿病学会

参照元:重篤副作用疾患別対応マニュアル 高血糖 | 厚生労働省

参照元:痩せ体型でリスクが2倍!知っておきたい痩せメタボ | 働く女性の心とからだの応援サイト

参照元:糖尿病 | 国立循環器病研究センター 病院

血糖値スパイクを抑える食べ物や飲み物はあるのか

血糖値スパイクを抑える食べ物や飲み物はあるのか

血糖値スパイクを抑える特別な食べ物や飲み物より、毎日の食事に食物繊維の多い野菜や海藻、きのこや雑穀を取り入れてください。

食後の血糖値の上昇を穏やかにすると表示された特定保健用食品、いわゆるトクホもあるものの、単独で口にしても効果は期待できないとされています。

トクホの効果は糖質を含む食事と一緒に取った場合に確かめられたものであり、利用しただけで血糖値の上昇を完全に抑えられるわけでもないといわれます。

トクホに頼る前に、野菜から食べる順番と朝食を抜かない習慣、食後の軽い運動の3つを整えましょう。

参照元:食後の血糖値の上昇を穏やかにする表示をした食品 | 健康食品の安全性・有効性情報

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