アカシア樹皮由来プロアントシアニジンが肌に与える影響のメカニズム解明の論文(Vol2)

【機能性表示食品『アカポリ肌ムズケア』の届出 作用機序に関する論文(試験管試験)】

ポリフェノールの特性である抗酸化、抗炎症作用を介して、肌の乾燥または引掻きたいという欲求や炎症によって引き起こされる皮膚のダメージが軽減され、その結果として皮膚のコンディションに関連するQOLが改善したという報告がありますが、アカシア樹皮由来プロアントシアニジンは、高い抗酸化作用を示すことが報告されているため、アカシア樹皮由来プロアントシアニジンを摂取することにより、この高い抗酸化作用によって肌の乾燥による不快感(ムズムズ感)が軽減されたと考えられます。 この論文は、機能性表示食品『アカポリ肌ムズケア』の届出に際して、作用機序を説明する論文になっています。

【試験内容の詳細】

Yoshikazu Yazaki, Utilization of Flavonoid Compounds from Bark and Wood: A Review, Natural Product Communications, Vol.10, 513-520, 2015

内容

抽出物の抗酸化力を測定するために、SOSA(superoxide scavenging activity)試験を日本食品分析センターで行いました。アカシア樹皮抽出物は190万、ビタミンCは36万、カテキン34万エンゾジェノール、ピクノジェノール、フラバンジェノールは19万でした。またアカシア樹皮抽出物のエタノール抽出物は240万、メタノール抽出物は210万でした。これらのことから、アカシア樹皮抽出物はビタミンCやカテキンの5-7倍のSOSA値を示し、エンゾジェノール、ピクノジェノール、フラバンジェノールといった松樹皮抽出物の約10倍であることが明らかとなりました。 結論 以上のことからアカシア樹皮抽出物、あるいは抽出物に含まれるプロアントシアニジンは非常に強い抗酸化活性を有していることが報告されています。